共同編集のハルトマン軍曹です。文字通り過ぎる。
水着とセットでの幸子もといスズラン、新規イベントやシャマシュの超改造第二段階といった大量告知の中で、ひっそりと実装された新機体「ナイトメア」。ヴェロニカ専用機として知られた機体の、アリーナ性能についてのお話です。
基本性能
弱点の無いアサシン機体
明らかに基礎火力が高く、敵の防御行動を阻害することで「固め」に長け、フレーム効果で避ける上にステルス攻撃でターゲットを外す、純然たるアサシン機体です。しかし耐久値も6400と低くもなんともなく、標準的な防御行動も備えています。結果として、タンク機体が爆散するレベルのターゲット集中が継続しない限り、そうそう落ちることはありません。武装はきっちり通常・格闘属性で統一されており、強エネ吸収弾が機能します。防御属性を絞らせないこと(※)にも一役買うことでしょう。※:2019/07に猛威を奮った大張正己氏によるデザイン機体「空呪羅(アシュラ)」「煌雷我(ゴウライガ)」そしてアリーナ上位の定番中の定番である「メフィスト」といった機体は、皆何らかの属性攻撃が主体であるため、通常属性以外を大きく軽減する「電気メッキ装甲・改」の採用で対策されたりします。同じく定番機の「The・SINⅢ」「スサノオ」などの通常属性機体を混ぜ込むことで、攻撃属性を散らすことが出来るわけです。
凶悪な機体行動と武装の数々
通常であれば、ステルスを伴う機体行動を複数持つだけでも、ターゲット撹乱の面で相当凶悪です。アサシン機体として、不足は無いと言えます。しかしナイトメアは、そんなものではありません。格闘機に対する強力なアンチとして機能する(CTの短い)投げ、カウンターでの突進攻撃、さらにはミリ残りの機体(特に後衛)を刈り取る全体攻撃まで持っています。最強行動は敵機を拘束しながら乱打を叩き込むタイプなので、後衛が絡まれたりすると悲惨なことになります。全体的に単発の高威力攻撃で沈めるタイプではなく、打数が多いタイプの攻撃なので、ハードシェルなども効きにくくなっています。
またここまで並べてきた行動のうち、投げ、全体攻撃、最強行動、さらに武装の「ワルツ(大鎌を投げる。なぜかステルス付)」には「短時間、機体が防御行動を取れない」という、殺意満点の状態異常が付随します。アイサガの戦闘は結構ゴチャゴチャするので見え辛いですが、ブロックやサイド回避といった防御行動は、機体の生存能力に直結する非常に重要なものです。これを乱戦の中で封じられたりすると、異様な速さで機体が落とされる事態、いわゆる事故が多発します。
レアスキル:アンチステルス
2019/07時点ではOATHのミドリ、機械教廷のシンシア、ダガー全装型、グレイシーガルといったごく一部のみが持つスキル「アンチステルス」が、ナイトメアの数少ない弱点と言えば弱点となります。このスキルにはターゲットを逆に集中させる効果も含まれるため、乱戦の中で狙われれば、いかにナイトメアと言えども耐え切ることは難しくなります。ただ「ナイトメアがステルスを発動した」ということは、防御行動の阻害を伴う攻撃を実行中でもあり、場合によっては攻撃を集中すべき機体たちが「それどころではない」可能性はあります。
運用方法
乗れるパイロットは多い
メフィスト実装時も結構言われたことなのですが、比較的パイロットを選ばずに使っていくことが出来ます。それだけ機体の完成度が圧倒的に高い、ということでもあります。生存性に難のある攻撃的なパイロットであっても、ステルスを含めさすがにこれだけ回避する手立てがあれば、否応なく生き残ってしまうのです。強いて言えば、絶対回避系のスキルは重複不可なので、それらを持つパイロットとは相性が悪いと言えます。いつもの瞳でも良いですが、格闘統一で生存性が高いとくれば、アルセールやリンダといった人生前のめりな戦闘スタイルのパイロット達も十二分に活躍してくれるはずです。状態異常などの耐性を機体として持っているわけではないので、ノックダウンなども含めて補ってあげることがさらなる活躍への近道かと思います。
味方機への負担は軽くない
ナイトメア自身はステルスや回避が豊富なため生存しやすいのですが、ステルスする分代わりに他の味方機がターゲットされるわけで、特に前衛機への負担は増加します。これは他のステルス系機体全般にも言えることです。そのため、やはり明確なタンク機体は欲しくなります。うっかり後衛機がターゲットされたら、それはそれで事故なので、そちらのケアも必要です。ただ、そうして作られたフリーな時間で十分に暴れられれば、ナイトメアは過去類を見ないほどの、とても格闘機とは思えない総火力を見せてくれます。補って余りある、というやつです。
総評
M.S.F団内でも大荒れ
完凸した人が「今すぐナーフしろ」と言い出すほどに、強力な機体です。今までぱっとしなかったバイエルングループが、ついに本気を出してきたと恐れ慄く状況となりました。アンチステルスは編成に制限が掛かる上に「ステルスの無い編成には持ち腐れ」という事情(※)もあり、もちろん他の対策も検討は始めています…が、たった1機のために全力で対策を講じる必要がある、という時点で何かがおかしい機体だと言えます。
※:後衛機にはASカウンターで発動するステルススキル「直感」が積まれていることが非常に多く、アンチステルスが腐りにくい環境であることは付記しておきます。
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