2019年8月12日月曜日

イベント「砂の海」雑感(後編)


共同編集のハルトマン軍曹です。神々の黄昏。
マップ攻略とか報酬のお話中心の イベント「砂の海」雑感(前編) に対して、こちらはイベントに関連するパイロット、機体の解説とかシナリオに関するお話が中心です。
要するに、ほぼ余談です。



イベント関連パイロット

カタリナ

男前としか言いようがないシーギガントのお頭。欲しいと思ったら何でも手に入れたがるけど、その責任は負うタイプ。男前。巨人(ギガント)の名を冠している以上、ヴァルハラ同盟とは最後まで敵対する運命(※)にあるのでしょうか。
サービス開始当初ならいざ知らず、火力インフレしていくにつれてアリーナ適正は下がり、今では見かける機会はありません。ただレア度が低く抑えられた乱闘競技場では、ユニット召喚スキルでターゲット分散と地味ながら火力にも寄与する、当たりのパイロットです。
※:北欧神話の話。最終戦争ラグナロクで、ヴァルハラの神々と巨人族は対消滅します。

グルミ

最強にして最恐な実姉のスパルタ教育と極大の期待…要するに『愛』に耐えかねて出奔したグラン公国の王子にして、カタリナの参謀を務めるミラクル短パンボーイ。ヴァルハラ同盟とシーギガントの両方に深い縁がありつつ、血統の都合もあって古代兵器にもナンパされる、ヴァルハラ同盟編のハーレム担当です。続くイベントでさらに加速します。
とにかくミラクルという特徴的なASと無限覚醒という夢が詰まったパイロットなので、誰もが一度は使ってみたいと思う…実際私なんかも好感度MAXなんですが…理性的な性格が邪魔をして今ひとつ真価を発揮できない人です。もっと攻撃的な性格ならまた、SP事情も違ったと思うのですが。カタリナと同じく、乱闘競技場では文字通りのミラクルを起こすことがよくあります。1:3ひっくり返す王子とか惚れますよ。

トリスタ

グラン公国の現当主にしてヴァルハラ同盟の次期皇帝候補、筆頭。グルミを圧倒する戦闘力を持つ上に、智略を巡らすのも得手で拷問好き。おまけに美人でデカいという、何かもう人徳以外言うことがない完璧超人です。同盟内で割とがっつり嫌われてるのが悲しい。どうもグラン公国はその血統を守るために”交配”を重ねてきたらしく…?

描写的には近接戦闘も余裕でこなすようですが、パイロット性能はミサイルに徹底して特化、さらに言うなら乗機ヨルムンガンドに最適化されたような構成です。先に1機取ることでさらに畳み掛ける苛烈な戦闘がお好みなので、開幕から押していく編成にするとよいでしょう。副官スロットも優秀。

スズラン

割と早い段階から画像に写り込んでいたものの、イベントに出るでも実装されるでもなく、長らく謎の輿水幸子人物だった子。イベント登場&本人も実装&同時に水着実装という、冗談みたいな優遇を受けていますが「結局お前何なんだ」という疑問は解けず。船員からは割と愛されているようですが…。花としてのスズランは、春の訪れを告げるものとして、特に寒冷地で親しまれているそうです。
性能面では受け身で支援専門という、性格を色濃く反映した形になっています。ランダム性が強いスキルに加え、射撃以外のステータスが低い(特に反応が痛い)のもあって、アリーナで扱いやすいパイロットとは言い難いです。

イベント関連機体

シャマシュ

最初期から実装されている金ピカ。元祖「限定版(ガチャで出ない)」の1機でもあります。中国版で修正されるまではマジで武装と名前がまんま慢心王だったようですが、今は修正されてメソポタミアの太陽神。入手難度が高いのもあって使用率は伸び悩みですが、結構熱烈なファンがいる機体です。なんと言っても金ピカです。全武装爆発属性でエフェクトがやたら派手なのもグッド。
アイサガ世界の技術レベルを、ひいては生活レベルも著しく低下させたであろう「大崩壊」以前の機体であり、戦艦かと思ったら中からバァンして組み上がって出てくるビックリメカでした。超改造とは言いながらも、環境適応のために勝手に変化したらしい「シャマシュ・LawBreaker」に続き、「エバッバルの印」が実装されたことで完全修復に成功した「シャマシュ・LawCreater」もお披露目となりました。エバッバル単機でも相当な戦力な気がしますが、どうもシャマシュの運用・整備と後方支援を担う補助艦のような立ち位置だったようです。あるいは、コレ自体が玉座だったのやも知れません。そういえばヴィマーナとかありましたね。

バベル

バベル(バビロン)自体はメソポタミアの地名ですが、はじめは1つだった人の言葉をバラバラにして混乱させる元となった「バベルの塔」の逸話があまりにも有名ですね。アイサガではシャマシュお付きの護衛機です。
前編でも触れましたが非常に多芸なため、特に「そんな何万もお金入れられないよ…」くらいの指揮官にはうってつけの機体です。

ジグラット

引き続きメソポタミア、その遺跡、レンガをせっせと積み上げて作った塔とか神殿の類のことを指すのがこちら。バーチャロンのクソデカボスのことを思い出した人もいるでしょうか。アイサガでは設定上もバベルの廉価版といった機体です。しっかり火炎武装とドローンが搭載されているので、A機体限定の特殊競技場では活躍の機会があるかも知れません。

フェンリル

グラン公国に伝わる古代機体の1機。ヴァルハラ同盟の機体は北欧神話をベースとしています。フェンリルはロキ(※)の長男で狼の姿。グラン公国はどうやらこの機体のイメージが強いらしく、トリスタなども「~狼」と呼ばれていたりします。アンが大公を務めるミョルニル公国で開発された新型バルキリー「ブリュンヒルド」の源流でもあるとのことですが「グルミにしか起動できない」この機体の情報をどのように…?君たち…?
ラグナロクにおいて主神オーディンを喰い殺すというミラクルを見せるスーパー狼ですが、アイサガのフェンリルは近代化改修に際して外装甲を取り付けられ、初期ウァサゴのような汎用機となっています。構想としてはおそらく、後衛機であるヨルムンガンドに敵機を寄せ付けないための「お利口さん」を企図しているのでしょうが…テキストからはそれが「枷」になっている気配も感じられます。超改造で「枷」が外れるか、楽しみではあります。
※:巨人族出身でありながら、主神オーディンと義兄弟となり、紆余曲折を経てラグナロクでは巨人族として神族と敵対。雷神トールとは仲がよろしい。

ヨルムンガンド

同じくグラン公国に伝わる古代機体の1機。北欧神話ではフェンリルと同じくロキの息子で、こちらは蛇の姿をしています。後々やばいことになるという予言により海に捨てられますが、元気にスクスク育ち、海をぐるっと1周して自分の尾を食むほどの巨体となるため「世界蛇」なんて言われ方もします。武装名が「海流」だったり蛇っぽかったりするのはそのため。名前がひとつ浮いてる機体行動「レインボーブリッジ」は、人の領域から神族の領域にかかる虹の橋「ビフレスト」のことを指していると思われます。ちなみに普段から閉鎖されてます。
とんでもない量のミサイルと、弾が多ければ多いほど威力が上がるという気が狂ったフレームにより、アリーナ環境機体の1つとなったこの機体。アイサガ世界でも忘れ去られるほどの大昔にヴァルハラ同盟が瀕した「脅威」に対抗するため、敵味方すべてを焼き尽くす勢いで戦っていたというのも頷ける性能です。劇中に出てきた背部マウントの追加ミサイルが超改造でついたりするんでしょうか。今から怖いです。
なお、雷神トールとは何かと因縁があり、ラグナロクにおいて相討ちとなります。搭乗するパイロットとその因縁から考えても、非常に、非常に、不穏ですね。がんばれグルミん。

おわりに

ここから繋がる冬の「暴風と極光」イベントでは、ヴァルハラ同盟の盟主たちが(影の濃淡はあれど)勢揃いし、また同盟本来の目的、かつてアイサガ世界が晒された「脅威」についても語られます。ACE学園編「心に咲く花」「魔女とスイカ」「魔女と人形」についても、初年度は前半をすっ飛ばしていきなり後半からだったので、ちょっと話が飛んでいる感がありました。周年を前後して始めた人は、大いなる体力剤問題はあれど、これを順に見れるという意味ではちょっと羨ましいなぁと思う次第です。

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